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機械工学科生産プロセス研究室の学生が、株式会社 磯貝製作所との共同研究に貢献し日刊工業新聞に掲載されました


2025年9月29日
 本学工学部機械工学科 河田直樹 教授と、株式会社 磯貝製作所(東京都)のDXに関する共同研究において、生産プロセス研究室(河田研究室)に所属する学生2名(大学院 工学研究科博士前期課程1年 矢ヶ崎 秀登さん?工学部 機械工学科4年 住友 健悟さん)が、研究成果の一つとなる工場の測定システムのプロトタイプを開発し、磯貝製作所の技術者の皆さんと技術研修を行なった様子が日刊工業新聞(8月29日付)に掲載されました。

技術研修の準備を進める矢ヶ崎さん(写真右)と住友さん(写真左)

 株式会社 磯貝製作所は、静岡県と埼玉県の2か所に工場拠点を持ち、切削加工による産業用シャフト?ピンの製作や、様々な切削加工による試作?開発を行う機械加工メーカで、その技術力の高さは、得意の切削加工技術で、金属の塊からチェスの駒を切削加工で造り上げるなどからもわかります(この作品は本学の機械工学科総合実験実習棟入口にも常時展示しています)。
 共同研究は昨年から進めていて、まず河田教授が現場(工場)の技術者から各部の温度データを得て、生産ラインの変化を確認してモニタリングシステム開発の方向性を示し、次いで加工機の挙動を監視するために生産プロセス研究室の学生らが「状態監視技術」の導入のためのモニタリングシステムの開発を進めました(この技術の基礎部分は、昨年度の大学院生が開発し、品質工学会学生賞を受賞しています。下記、関連リンクをご覧ください)
 このモニタリングシステムは、マイコンボード(Arduino)を主体とした測定対象物の3方向の振動加速度データを収集し、そのデータを自動で波形解析して、3つの特徴量を自動的に算出するしくみになっていて、将来的にはパターン認識や人工知能(AI)と組み合わせることで工場で稼働している機械の異常診断や常時監視を実現できるようになっています。また、センサユニットを1ボード当たり4つまで(チャンネル数は12まで)接続できるので、多点計測による比較的詳細な診断や監視も可能となっています。
 今回は、導入の手始めとして、昨年度に調べた各部温度データの推移と、稼働している工作機械の動き(振動)の変化を照合し、総合的な変化と品質への影響を確認するために1ユニットで定点観測するための構成と使い方について技術研修を実施しました。汎用マイコンボードを利用することで、従来のシステムに比べ、価格を10分の1以下に抑え、多くの人が使用していてカスタマイズが容易な汎用表計算ソフトをベースに駆動するものとしています。このため、このシステムの他に表計算ソフトが動作するPCが別途必要になります。ここまでは、河田教授を中心に磯貝製作所の技術者の皆さんと生産プロセス研究室の学生が頭を突き合わせて、様々な議論とシステム導入に関する技術研修を行いましたが、今後は、このシステムを現場のNC工作機械に設置してデータを収集する一方、学生もこれらのデータを想定、および解析して機械の状態監視を実現することで、生産速度の向上や品質の維持管理などに役立てるとのことです。

【参考】
株式会社 磯貝製作所
機械工学科 生産プロセス研究室(河田研究室)
大学院生が「2025年一般社団法人品質工学会学生賞 」を受賞
機械工学科オリジナルホームページ
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